心が砕けかける音がする
自分が何が好きだったのか、何に心を動かされるのかわからなくなりました。
「ファッションが好きだった気がする」
ちょっと好きな服を着てみた
「メイクが好きだった気がする」
これから軽くメイクする
「音楽が好きだった気がする」
自分が好きなはずの曲だけひたすら流してみている(これは今あまりピンときていない、心が動く気配なし)
「外泊が好きだと思う」
安い喫煙可のホテルをとった
「ポケモンのマホイップが好き」
これからポケモンスケールワールドという食玩のマホイップが入っている箱を探しに行く(どこへ行っても品薄)
「偏った映画好きだ。通ではない。でもきっと好きな映画がたくさんある」
「シソンヌのじろうさんが好きだ」
「松雪泰子さんも、黒木華さんも好きだ」
ホテルのチェックイン時間と上映時間次第で、映画『甘いお酒でうがい』を観に行こう。
ブレストを続けていくうちに、だんだんと好きなものへの言葉が、思いが、断定的になっていく。
心の破片を集めて、接着して、歪かもしれないけれどかたちを戻していく。
メイク、腰が重いけどたぶん好き。今から導入液と化粧水の瓶を冷蔵庫で冷やす。
今日も『たねこの日々』をご覧頂きありがとうございます。
日々、ヒビ。これを読んでくださっている方のハートに今日、ヒビが入るような出来事が起こりませんように。
切に願います。
もう少し欲張っていいのなら、私の心も、ひび割れませんように。
甘いお酒でうがい。観に行けたらいいな。